ベアリングとは、車の足回りに使われているパーツの一つです。
ベアリングは、「ハブ」と呼ばれる車輪のホイールと車体を接続させて潤滑に回転させるためのパーツに使われており、円形タイプの金属部品になっています。
ハブの中央部にある窪みに取り付け、「ナックル」と呼ばれる車体に装着された駆動用の軸を差し込んだ際に、ガタつきが発生しないようにする役割を持つ部品。
今回は、よくある車のベアリングの故障についてご説明いたします。
車の足回りのベアリングで不具合が出やすいのは、ハブベアリングとよばれる部品。
ハブベアリングとは、ホイールを車体に取り付ける部分(ハブ)にあるベアリングのことで、摩擦を少なくしてタイヤの回転をなめらかにする役割があります。
ハブベアリングはタイヤとともに回転しているため、常に負荷がかかる場所。走行中に「ゴロゴロ」や「ゴー」といった異音がある場合、ハブベアリングの故障が考えられます。ハブベアリングの異音を放置すると、タイヤにまで大きな影響が出てきます。例えば、タイヤが動かない、ホイールが外れるなど走行に大きく関わるようなものです。
エンジン付近で不具合が出やすいのは、プーリーとよばれる部品です。
プーリーとは、エンジンの回転を各部品に伝えるベルトを円滑に回転させる役割を持つベアリングのこと。このプーリーが劣化すると、エアコンやオルタネーターを駆動しているベルトから「キュルキュル」といった異音が発生します。
さらにプーリーの劣化が進むと、ベルトのキュルキュル音だけでなく「ガラガラ」といった異音がするようになります。プーリーの異音を放置すると、ベルトが外れて、オルタネーターやエアコンを稼働できなくなる可能性があります。
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